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遠隔地での必需品!衛星電話の仕組みと役割を5つのポイントで解説

衛星電話の基本的な仕組み

通信方法と技術

衛星電話は、地上の電波塔ではなく、宇宙の人工衛星を利用し通信している。

地上の電波塔に依存しないため、遠隔地や災害時でも通信可能。通常の携帯電話は地上の電波塔の範囲内でのみ機能するが、衛星電話は直進性の電波を使い、広範囲をカバーできるため、山間部や海上での通信、災害時の救助活動などで活躍している。

衛星電話は通常の携帯電話が届かない場所でも利用できる貴重な通信手段です。

衛星電話と地上基地局の役割

衛星電話は地上基地局と連携して機能している。

地上基地局は衛星との間の通信を中継し、通話やデータ転送を可能にしている。衛星電話は全世界的な通信網の一部として機能し、国際的なビジネスコミュニケーション、遠隔地での研究活動にも導入されている。

地上基地局は衛星電話システムの重要な構成要素であり、グローバルな通信を実現しいる。

衛星電話の主な利用シナリオ

遠隔地での利用

遠隔地や通信インフラが不足している地域で、通常の携帯電話や固定電話のインフラが整備されていないため、衛星電話が唯一の信頼できる重要な通信手段となっている。

主に、鉱業、石油・ガス採掘、林業、漁業などの業界ではほぼ導入されている。

遠隔地での事業や活動には衛星電話が不可欠です。

緊急対応と災害復旧

災害発生時、衛星電話は緊急通信手段として非常に重要である。

大規模災害では地上の通信インフラが破壊される可能性が非常に高いため、そのような状況下でも通信を維持できるのは衛星電話しかないのが現状。

地震、津波、台風などの緊急時のコミュニケーションと情報共有には衛星電話が不可欠で、自然災害時の救助活動では必ず使用されている。

航空・海運業界

航空および海運業界でも、衛星電話が安全確保のための通信ツールとして活用されている。

航空機や船舶は長距離を移動し、地上の通信網から遠ざかるため、衛星電話は乗組員が安全な航行や通信を維持するために重要。

衛星電話はこれらの産業における安全と運用の確保に不可欠な役割を果たしてる。

メディアと報道機関

メディアと報道機関も、衛星電話を使って取材地での情報収集や報道活動を行っている。

通信インフラが整っていない場所や国際的なニュースイベントや災害報道では、通常の通信手段が使えないため、衛星電話が情報伝達の主要手段となっている。

報道の迅速性と正確性を保つために衛星電話が重要とされている。

衛星電話のメリット

災害時の通信確保

災害時、衛星電話は信頼性の高い通信手段として非常に重要。

災害によって地上の通信インフラが使えなくなっても、衛星電話は機能し続けるため、地震や洪水などの自然災害の救助活動や緊急情報の共有が可能。

遠隔地での通信可能性

衛星電話は、通常の通信網が届かない遠隔地でも衛星を通じて通信が行えるため、探検家や研究者にも駆使されている。

遠隔地での作業や探検の安全性を高める重要なツールとなっている。

国際通信の利便性

衛星電話は国際間の通信にも便利。 世界中どこでも同じ番号で通話が可能で、国際ビジネスマンや外交官のような、国際的な移動が多い人々にとって多く使われている。

国際的なコミュニケーションが衛星電話によって簡単に行える。

屋内での電波の弱さ

衛星電話のデメリットは、衛星電話は直進性の電波を使用するため、屋内や周囲に障害物がある場所では電波が届きにくくなる。

屋内で衛星電話を確実に使用したい際は、設置工事を行えば可能となる。

料金比較的高め

衛星電話のもう一つのデメリットは端末の価格が高めであること。

衛星電話の機器や通話料金は一般的な携帯電話に比べて高めで、機種代金が数十万円する端末もある。

ただ、最近では、高性能で低価格の衛星電話が発売されているので価格問題は解消されつつある。

操作の複雑性

衛星電話は操作が複雑で、緊急時に迅速に使用することが難しい場合がある。

普段使い慣れていない衛星電話は、特に緊急時に直感的な操作が難しくなることがあり、災害時における初めて衛星電話を使用時に戸惑う可能性がある。

したがって、衛星電話を導入する場合は、定期的な訓練や操作の習熟が重要です。

ただ、この問題も直感的に操作ができるシンプルな衛星電話が発売されているので特に気にする必要はない。

近年、衛星電話が重要だと言われている理由

衛星電話は、携帯電波が届かない場所や災害時に活用される通信手段で、東日本大震災(2011年)以降、特にその重要性が認識されている。

衛星電話の重要性は、災害時において通信インフラがダウンすることが多いため、非常に有効な代替手段となる点にある。

他にも、携帯電話の電波が届かない海上や山岳地域でも使用可能であることも、衛星電話の大きなメリット。

通信ネットワークの信頼性向上、サービスの早期復旧、重要通信の確保などが災害対策の基本方針であり、衛星データを活用した被災設備の早期把握体制が構築されている。

これらの対策は、衛星電話の重要性をさらに高める要因となっている。

費用が高めという問題点も存在しますが、防災の観点からは衛星電話が有効であり、重要性が高まっている。

衛星電話の代替手段

IP無線機の概要と特徴

衛星電話のデメリットを補う代替手段として、IP無線機というのを耳にしたことがあるかもしれない。

その理由として、IP無線機はインターネットを介して通信を行うため、屋内や都市部でも安定した通信が可能。これはキャリアのインフラを使用するため、日本全国どこでも利用できるのである。

しかし、実際はIP無線機は地上の電波塔に依存しているため、大きな災害時に使えなることが多く、本当に使いたい時に意味をなさないのだ。

IP無線機が使える状態ということは、スマートフォンでも同じことが言えるので、IP無線ではなく既に所有しているスマートフォンで事足りるということになる。

つまり、衛星電話の代替手段など“ない”というのが結論である。

衛星電話キャリア

日本で利用できる代表的な衛星電話キャリアは以下の通り。

  1. イリジウム(周回衛星): イリジウムは地球を低い軌道で周回する衛星を利用している。
    地球のどこでも通信が可能で、極地や海洋などの通信が困難な地域でも使えるのが特徴。
  2. NTTドコモ(静止衛星): ワイドスターⅡは地球の静止軌道上にある衛星を利用している。
    通信可能地域は限定的ですが、安定した通信が可能。
  3. スラーヤ(静止衛星): スラーヤも地球の静止軌道上にある衛星を利用し、安定した通信が可能。
  4. インマルサット(静止衛星): インマルサットも地球の静止軌道上にある衛星を利用し、主に南側の空が開けている地域で通信が可能。

それぞれの衛星電話キャリアは、通信衛星と直接通信する電話機を使用し、通話可能地域が広く、地上設備に依存しない通信が可能

これにより、通信インフラの整っていない海上や山岳で使用されたり、災害時にも通信が可能であることが特徴。

※キャリアとは、通信サービスを提供する通信事業者のことで、携帯電話でいうNTTドコモ、au、ソフトバンクと同じ。

衛星電話のかけ方

衛星電話は、国際電話扱いになるため、最初の「0」の代わりに「+81」を付けてダイヤルすることが必要になる。

たとえば、「090-1234-5678」に国際電話をかけるのであれば、「+81 90-1234-5678」と入力。

※スラーヤのみ例外として「+81」を付けずにそのままダイヤルすることが可能。

衛星電話の使用料金

固定電話・携帯電話宛ての通話料金。

・インマルサット:210円~/1分
・スラーヤ:150円~/1分
・イジリウム:165円~/1分・NTTドコモ:180円~/1分

※各社、プランによって通話料金が変動する可能性があり。

衛星電話の導入事例

衛星電話は、災害対策や企業のBCP対策はもちろん、様々な状況でのコミュニケーション手段として導入されています。

  1. 遠隔地域で働く企業・組織:遠隔地域での鉱業、石油・ガス採掘、林業、漁業などの企業や組織は、衛星電話を通じて本部や他の拠点と連絡を取ることができる。
  2. 緊急対応・災害復旧:自然災害や緊急事態において、通常の通信手段が使用できない場合でも、衛星電話を利用して情報共有や支援要請が可能。
    救助隊、消防、警察、軍隊など。
  3. 航空・海運業界:航空機や船舶は、長距離移動中に地上の通信網から離れることがある。
    衛星電話は、乗組員が安全な航行や通信を維持するために利用される。
  4. 冒険家・アウトドア愛好家:山登りや遠征などの冒険家やアウトドア愛好家は、衛星電話を使って安全確保や緊急連絡に利用。
  5. メディア・報道機関:ジャーナリストや報道機関は、取材先で通信インフラが整っていない場所や災害地域で、衛星電話を使用して情報収集や報道活動を行う。
  6. 国際機関・NGO:国際機関や非営利組織(NGO)は、人道支援や開発プロジェクトなどの現場で衛星電話を活用して、情報共有や連携を行う。

その他にも、中小企業、大手企業、国の行政機関、大学、大使館、病院、県庁、市役所などが導入している。

※BCP対策とは、「Business Continuity Plan」の略で「事業継続計画」という意味である。

衛星電話についてよくわからない場合は相談してみることが大切

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・衛星電話や無線機の違いや仕組み、必要性を知りたい。

・衛星電話のメーカー、機種などについて知りたい。

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など、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

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    • この記事を書いた人

    防災アドバイザー

    防災アドバイザー。衛星携帯電話や防災用品の販売・コンサルティングに携わりながら、企業・自治体の災害対策を支援。現場に根ざした視点で「本当に使える防災情報」を発信しています。

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