お役立ちコラム

【導入実績でわかる】衛星電話の活用事例6選|災害・海上・医療現場で“つながる”命綱

はじめに|「通信不能」を前提に備える時代へ

災害発生時、最初に失われるのは「通信」です。
一般の携帯回線は地上の基地局に依存するため、停電や断線によって即座に途絶します。
一方、衛星通信は宇宙を経由して通信を行うため、地上インフラの影響を受けません。
この「通信途絶リスクの分離」こそ、BCP(事業継続計画)対策の第一歩です。


通信が止まる瞬間と、衛星通信の強み

地震、台風、停電、通信障害。
どれも“想定外”ではなくなった今、通信の途絶=情報の断絶を意味します。
緊急時にスマートフォンやインターネットが使えなくなったとしても、
「通信を止めない手段」として注目されているのが衛星電話です。

地上の基地局に依存せず、人工衛星を経由して通話する仕組みのため、
全国どこにいても安定した通信を確保できます。
今やBCP(事業継続計画)や防災対策に欠かせないツールとなっています。


衛星電話の特徴と選ばれる理由

比較項目衛星電話一般の携帯電話
通信経路宇宙の通信衛星を経由地上の基地局を経由
通信可能エリア地球全域(機種による)各キャリアのサービスエリア内のみ
通話安定性災害時も通話可能停電・断線で利用不能
主な用途災害対策・海上通信・山岳・医療機関一般利用
初期費用数万円〜安価だが依存度高い

代表的な2機種

  • Iridium 9555:地球全域をカバー。携帯性が高く、山岳・海上・医療現場に最適。
  • Inmarsat IsatPhone2:安定した通話品質で、自治体・企業拠点のBCP対策に人気。

どちらも災害時通信で高い実績を持ち、利用環境に応じて最適な機種を選ぶことが重要です。


事例①|自治体防災拠点での通信確保

●状況

大規模地震によって固定回線と携帯通信が停止。
避難所や本庁舎間の連絡が途絶した。

●活用方法

各避難所に Inmarsat IsatPhone2 を配備し、
市役所防災本部と避難所間の通話・情報共有を確保。

●効果

  • 指揮命令系統を維持し、混乱を最小限に抑制
  • 避難者数・物資状況を即時報告
  • BCP(事業継続計画)の有効性を実証

事例②|離島漁業での緊急通報

●状況

沖合で漁船がエンジントラブル。携帯通信は圏外。
港湾局や海上保安庁への連絡が取れず危険な状態に。

●活用方法

船上に搭載していた Iridium 9555 で直接通報。
海上保安庁が即応し、救助までの時間を大幅短縮。

●効果

  • 救助要請を迅速化し、二次被害を防止
  • 漁業組合全体での導入検討へ発展

事例③|山岳救助活動での現場通信

●状況

登山中の遭難者を発見したが、携帯圏外。
本部と救助隊の連絡が途絶えた。

●活用方法

救助隊が持参した Iridium 9555 で座標を本部へ通報。
ヘリ要請を迅速化し、救助活動を円滑化。

●効果

  • 救助時間を短縮し、生存率を向上
  • 捜索隊の安全確保にも寄与

事例④|建設現場・ダム工事での安全連絡

●状況

山間部の現場では電波が不安定で、緊急通話が困難。

●活用方法

現場監督が IsatPhone2 を常備し、
資材遅延や事故報告を即時連絡。

●効果

  • 工期遅延リスクを回避
  • 安全管理体制を強化
  • 通信インフラに依存しない運用体制を構築

事例⑤|国際NGOによる被災地支援活動

●状況

海外被災地で通信インフラが崩壊。
救援チームが本部と連絡不能に。

●活用方法

Iridium 9555 を現場チームへ配備。
各国の支援部隊と連携し、物資搬送を調整。

●効果

  • チーム間の情報共有を維持
  • 国境を越えた支援活動を効率化

事例⑥|医療機関での緊急通信・BCP対策

●状況

地震や停電により通信が途絶。
災害拠点病院では、搬送先や医薬品供給の調整が不可能に。

●活用方法

防災センターや救急部に Iridium9555 を常駐させる。
院内・自治体・電力会社との通信を確保し、
本部では IsatPhone2 を固定回線代替として運用。

●効果

  • 通信断下でも保健所・自治体と情報共有
  • 医薬品・燃料・搬送情報をリアルタイム報告
  • 医療BCP評価を向上させ、訓練にも活用

「実際の災害ではまだ使用場面はありませんが、
“いざという時に確実につながる”という安心感があります。
訓練でも通信テストを行い、導入して本当に良かったと感じています。」
― 災害拠点病院 管理部


医療現場での導入ポイント

機種特徴医療現場での用途
Iridium9555地球全域カバー、携行性◎、低遅延救急部・訪問看護・現場用
IsatPhone2広域カバー、安定通話、低コスト指揮本部・防災拠点・固定通信向け

現場には Iridium、拠点には Inmarsat の併用が最も実用的。


弊社によせられる実際の声

導入をご検討中のお客様から多く寄せられるのが、
「どんなきっかけで導入されたのか?」という質問です。
ここでは、実際に導入いただいた法人・自治体・個人のリアルな声をご紹介します。
(※個人情報保護のため一部要約・匿名化しています)


🏥 災害拠点病院

導入のきっかけ: 能登半島地震を受けて通信断時の指揮維持を目的に導入。

「実際の災害ではまだ使う場面はありませんが、
“いざという時に確実につながる”という安心感があります。
訓練でも通信テストを行い、導入して本当に良かったと感じています。」
導入機種: Iridium9555
用途: 防災センター・救急外来・BCP対策


🌊 漁業組合

導入のきっかけ: 過去に沖合で連絡が途絶えたトラブルを経験し、安全対策強化を決定。

「電波が届かない海上でも確実に連絡が取れ、漁師たちも安心して操業できるようになりました。
組合全体での一括導入も検討中です。」
導入機種: Iridium9555
用途: 沖合通信・緊急通報・安全連絡


🏗 建設会社

導入のきっかけ: 山間部の現場で事故報告が遅れた経験から通信手段を見直し。

「現場監督と本社間の連絡がスムーズになり、
安全管理や工程調整の精度が格段に上がりました。」
導入機種: IsatPhone2
用途: 山間部工事現場の緊急連絡・進捗報告


🏛 自治体防災担当(西日本・自治体)

導入のきっかけ: 防災対策強化のため。

「近年は大雨や地震により避難指示が発令されるケースもあり、
通信手段の確保が重要だと感じて導入しました。
実際の災害で使用する場面はまだありませんが、
“いざという時につながる”という安心感があります。
訓練でも安定して通話でき、導入して良かったと感じています。」
導入機種: IsatPhone2
用途: 災害時の避難所連絡・災害対策本部通信


⛰ 個人ユーザー(ソロキャンパー)

導入のきっかけ: 登山中にスマホが圏外になり、不安を感じた経験から購入。

「家族と連絡できるだけで、行動時の安心感がまったく違います。
災害時にも使える“命の保険”として常備しています。」
導入機種: Iridium9555
用途: 登山・キャンプ・災害時通信


💬 Business Design Labより

「私たちは Inmarsat・Iridium 両方の一次代理店 として、
お客様の現場環境に最適な通信プランを提案しています。
“どんな状況でもつながる”という安心を、確実にお届けします。」


BCP通信体制を構築する際は、複線化が最も重要です。
携帯・ネット回線(一次)に加え、無線・IP電話(二次)、
そして衛星通信(三次)を備えることで、
災害時にも“止まらない通信網”を実現します。

衛星電話はまさに、最後の通信手段=最上位レイヤーです。


まとめ|通信を止めないことが、命をつなぐこと

災害や停電のとき、スマホもネットも止まってしまう。
そんなときこそ、衛星通信が“現場を守る最後のライン”になります。

Business Design Labでは、

  • Iridium9555(携行型・全域カバー)
  • IsatPhone2(拠点型・高安定モデル)

を中心に、レンタル・販売・導入コンサルティングを提供中です。


導入は思っているよりもシンプルです。
ご相談から最短3営業日で利用開始可能。
通信設定から運用マニュアルまで、ワンストップでサポートします。


あなたの現場にも、“通信が途絶えない安心”を。
機種選定・設置・運用まで、すべてサポートいたします。

👉 衛星電話ラインナップを見る
👉 無料導入相談はこちら

    必須ご利用区分

    任意会社名(団体名)

    必須お名前

    必須メールアドレス

    任意電話番号

    必須ご相談内容

    任意ご相談内容(詳細)



    関連情報


    Iridium 9555衛星電話|【個人契約OK】災害・登山・釣りで安心の通信手段

    はじめに 地震や台風などの災害時、「携帯電話がまったくつながらなかった」という経験をした方も多いのではないでしょうか。また、登山やキャンプ、釣りやクルージングなどアウトドアシーンでは「電波圏外」が当たり前。そんなとき、確実に通信できる手段があるかどうかが、生死や安心を左右します。 本記事では、世界中どこでも使える Iridium 9555 衛星電話を個人利用の視点で解説します。災害時の備えとしてはもちろん、アウトドアや趣味での利用にも適した理由を、利用シーンや費用感とともに紹介します。 H2-1. なぜ個 ...

    【2025年最新版】Starlink Miniの法人契約ガイド|費用・請求・手続き・BCP活用を完全解説

    「災害時でも通信できる手段がほしい」「現場でもZoomやVPNがつながる環境を整えたい」――。こうした声に応える通信ソリューションとして、近年注目を集めているのが Starlink Mini です。法人からの導入相談が急増しており、その背景には BCP(事業継続計画) や 遠隔現場での通信需要の高まりがあります。 本記事では、Starlink Miniの法人向け導入について、以下のポイントをわかりやすく解説します: なぜ法人に選ばれているのか 法人契約の方法・費用・手続き・支払いについて 個人プランとの違 ...

    "日本で利用可能な4つの主要衛星電話キャリア(スラーヤ、インマルサット、イリジウム、NTTドコモ)とそれぞれの代表機種(XT-LITE、IsatPhone2、9575 Extreme、ワイドスターII)に関する詳細情報を提供する図。各キャリアの特徴、機種の仕様、対応エリア、および利用可能なサービスを比較解説。
    4つの衛星電話キャリア・代表機種について解説

    代表的な衛星電話キャリアと代表機種  キャリア  代表機種 スラーヤXT-LITEインマルサットIsatPhone2イリジウム9575 ExtremeNTTドコモワイドスターII ※キャリアとは、通信サービスを提供する通信事業者のことで、携帯電話でいうNTTドコモ、au、ソフトバンクと同じになります。 では、各キャリアと代表機種を詳しく解説していきます。 スラーヤ 代表機種:XT-LITE スラーヤとは、UAE(アラブ首長国連邦)発の衛星通信会社です。 スラーヤ X ...

    ソフトバンク衛星電話障害の真実『2024年4月の通信トラブルが示すリスクと教訓』

    新法(船舶安全法)の概要とその必要性 最近施行された船舶安全法により、衛星電話とAISの装備が義務化されました。 船舶安全法とは? この新法律は、商用船舶および特定のサイズ以上の私用船舶に対して、衛星電話とAISの装備を義務付けるものです。 これは、船舶の位置情報をリアルタイムで追跡し、緊急時の通信を確保するために不可欠なものだからです。 衛星電話の必要性 衛星電話は、地球のどこにいても通信できる能力を船舶に提供します。 これにより、特に遠隔地や通信の届かない海域を航行する際の安全が大幅に向上させることが ...

    自治体・医療・福祉施設のための衛星電話BCP対策ガイド│停電・通信断でも止まらない体制へ

    はじめに ― 通信は“最後まで残すべき機能” 大規模災害時、最初に混乱するのは交通ではありません。通信です。 地震、台風、豪雨災害の発生直後、携帯回線の輻輳(アクセス集中)、停電による基地局停止、光回線の断線などが同時多発的に起こります。 平時には問題なく機能していた通信インフラが、数時間、場合によっては数日にわたり不安定になるケースもあります。 自治体、病院、高齢者施設にとって、通信は単なる連絡手段ではありません。それは「指示系統」「患者対応」「家族対応」「行政連携」を支える基盤です。 BCP(事業継続 ...

    アマチュア無線アンテナの撤去ガイド|放置リスクと安全な対策・費用を徹底解説

    第1章|「まだ大丈夫」が命取りになる前に 【結論】 使わなくなったアマチュア無線アンテナを、「そのうち撤去しよう」と放置していませんか? 実はそのままにしておくことで、倒壊や感電など、重大事故につながるリスクがあります。 老朽化が進む前に、専門業者に依頼して安全に撤去することが最も確実です。 【根拠】 設置から20年以上が経過したアンテナでは、支柱やボルトの腐食が進み、台風や積雪で倒壊する危険性が高まります。 国土交通省の報告によると、老朽化設備の落下事故が全国で多発しており、アンテナや看板がその代表例で ...

    • この記事を書いた人

    防災アドバイザー

    防災アドバイザー。衛星携帯電話や防災用品の販売・コンサルティングに携わりながら、企業・自治体の災害対策を支援。現場に根ざした視点で「本当に使える防災情報」を発信しています。

    -お役立ちコラム