お役立ちコラム

船舶の通信対策はこれで通る|衛星電話「最小構成」で検査・事故対応をクリア

【結論】遊漁船・業務船は「最小構成」で十分通ります

先に結論からお伝えします。

遊漁船・漁船・業務船における非常通信対策は、
衛星電話1台の「最小構成」で問題になるケースはほとんどありません。

高額な設備も、複雑なシステムも不要です。
ただし――
「何も備えていない状態」は、すでに通らない時代になっています。

事故・トラブルが起きたときに、

  • 圏外でも
  • 電源が不安定でも
  • 確実に「声」で外部と連絡が取れるか

いま船舶に求められているのは、この一点です。


【料金の目安】まず知りたいのは、ここだと思います

遊漁船・業務船向け「最小構成」の費用感(目安)

  • 初期費用:約18万〜30万円前後
     (端末代+初期手数料)
  • 月額費用:約7,000〜10,000円前後
  • 通話料:使用した分のみ

※以下は、実際に検査・指導で問題になりにくい構成を前提とした目安です。

使わなければ、かかるのは月額費用のみ。
事故・検査・営業停止といったリスクを考えれば、
現場感覚としても現実的な価格帯といえます。


遊漁船・船舶向け|料金比較ミニ表(目安)

導入パターン想定対象初期費用(目安)月額費用(目安)特徴
最小構成(1台)遊漁船・個人船主約18万〜30万円約7,000〜10,000円検査・指導を通しやすい現実解
複数構成(複数台)漁業法人・管理会社約90万〜150万円約35,000〜50,000円全船で通信ルールを統一できる

※端末価格・契約内容・在庫状況により変動します。


【導入事例①】この構成で検査・指導をクリアしています

導入事例:関東エリア/遊漁船(定員12名)

導入内容

  • 衛星電話:1台(最小構成)

導入理由

  • 沿岸外では携帯電話が不安定になることが多かった
  • 指導時に「非常通信手段」の有無を確認される場面があった

導入後の結果

  • 検査・指導ともに問題なくクリア
  • 現在は船内に常備し、非常時専用で運用

「これで足りるなら、もっと早く入れておけばよかった」
というのが、導入後の率直な感想です。

うちの船もこの構成で通るか相談する(無料)


【導入事例②】複数隻を運航する法人が「全船一括」で導入したケース

導入事例:西日本エリア/漁業法人(保有船舶5隻)

導入内容

  • 衛星電話:5台(各船に1台ずつ配備)
  • 船種:沿岸〜沖合操業の漁船

導入のきっかけ

  • 船ごとに通信体制がバラバラだった
  • 事故・トラブル時の連絡ルートを統一したかった
  • 管理責任・説明責任を明確にしておきたかった

導入前の課題

  • 非常時の連絡方法が統一されていなかった
  • 圏外海域で「つながらない時間」が発生していた
  • 管理側として「説明できる体制か」という不安があった

導入後の変化

  • 全船で「非常時はまず衛星電話」というルールを統一
  • 初動連絡が明確になった
  • 管理会社・関係先への説明がしやすくなった

「使うことはほとんどありませんが、
いざという時に全船で同じ対応ができる安心感が大きいです。」

この事例が示しているポイント

  • 衛星電話は複数隻管理でも現実的
  • 法人では「個別最適」より「全体最適」が評価される
  • 複数台導入は、安全管理体制の明確な証拠になる

複数隻まとめて導入した場合の費用を相談する(無料)


なぜ今、船舶で衛星電話が求められているのか

背景にあるのは、
事故・災害時の「連絡不能」が致命的な結果を招いた事例の積み重ねです。

  • 携帯が圏外で連絡が取れない
  • 無線だけでは外部と意思疎通できない
  • 初動が遅れ、被害が拡大する

こうした状況を受け、
行政・海保・管理会社の意識は確実に変わっています。

「連絡が取れない時間=リスク」
この考え方が、現場に浸透しています。


よくある誤解と、現場の現実

誤解①「携帯があるから大丈夫」

  • 沿岸から数kmで圏外
  • 天候・時間帯で不安定
  • 事故時ほどつながらない

→ 非常通信手段としては不十分です。

誤解②「無線(VHF)があるから問題ない」

  • 通話相手が限られる
  • 混信・聞き間違いが起きやすい
  • 陸上と直接話せない

→ 業務判断・事故対応の主軸にはなりません。

誤解③「Starlinkがあれば代替できる」

Starlinkや携帯通信は非常に優秀ですが、
非常通信の“完全な代替”ではありません。

事故・災害時に重要なのは、
電源・設置環境・輻輳の影響を受けず、
音声で確実につながるかどうかです。

その観点で見ると、
最後に残る通信手段が衛星電話であることが分かります。


海上で“最後に残る通信手段”が衛星電話

BCPの視点で通信手段を整理すると、

  • 携帯電話
  • インターネット
  • 無線

はいずれも地上インフラや環境条件に依存しています。

一方、衛星電話は
地上インフラに依存せず、
災害・停電・圏外でも使用可能。

「最後の通信レイヤー」として機能します。


船種別に見る|衛星電話が必要になる理由

遊漁船

  • 乗客を乗せる
  • 社会的影響が大きい
  • 指導・検査で確認されやすい

説明できる装備が求められます。

漁船

  • 沿岸外操業が多い
  • 少人数運航
  • 初動が遅れやすい

→ 確実につながる音声通信が重要です。

作業船・調査船

  • 元請・管理会社との連絡が必須
  • 安全管理体制を見られる

「持っているかどうか」で評価が変わります。


遊漁船・業務船向け|最小構成の中身

必要なのは、これだけです。

  • 衛星電話:1台
  • 回線契約
  • 船内に常備(即使用できる状態)

同時通話・常時利用は不要。
非常時専用で問題ありません。


よくある質問(FAQ)

Q. 本当に1台で足りますか?
A. ほとんどのケースで問題ありません。

Q. 操作は難しくない?
A. 携帯電話とほぼ同じです。

Q. 毎月使わなくても費用はかかる?
A. 基本料のみです。

Q. 中古端末でも使えますか?
A. 状態・機種によります。事前相談をおすすめします。

Q. いつ導入するのがベスト?
A. 検査・指導の直前ではなく、余裕を持った導入が安心です。


まとめ|船舶の通信対策は「やりすぎない」が正解

  • フル装備は不要
  • でも「何もない」は通らない
  • 最小構成で、確実に通す

これが、いまの現実解です。


無料相談のご案内(CTA)

  • うちの船で必要か知りたい
  • できるだけ費用を抑えたい
  • 検査・指導で困りたくない

そう感じたら、
検討段階で相談するのが一番早い。

当社では、

  • 船種・運航形態別の構成提案
  • 予算に合わせた現実的な導入
  • 検査・指導を想定したアドバイス

を無料で対応しています。海上でも「確実に連絡が取れる船」であるために。
まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせの詳細

    必須ご相談内容

    必須ご案内方法

    必須導入時期

    必須導入台数

    必須使用目的

    必須法人/個人

    必須会社名/団体名

    任意部署名

    必須ご担当者/お名前

    任意住所

    必須電話番号

    必須メールアドレス

    必須お問い合わせ内容


    スパムメール防止のため、こちらのボックスにチェックを入れてから送信してください。

    関連記事

    南海トラフ地震が迫る?10年ぶり更新【2025年版】|初心者でもできる防災対策まとめ

    ―10年ぶりの被害想定見直しと、今すぐ始める“命を守る備え”― 南海トラフ巨大地震それは、もはや“いつか”ではなく“いつ起きてもおかしくない現実”です。政府は2025年、約10年ぶりに被害想定を見直し、発生確率80%、最大死者数29万8,000人、経済損失最大292兆円という衝撃的な予測を発表しました。本記事では、最新版のデータに基づき、今すぐ始めるべき「命を守る備え」を徹底解説します。 第1章|南海トラフ地震とは?基礎知識と発生確率 結論:南海トラフ地震は、今後30年以内に約80%の確率で発生すると政府 ...

    【2025年最新版】Starlink Miniとは?価格・評判・使い方・他社比較|災害・停電時もつながる衛星インターネット

    はじめに|日本の災害と通信の課題 地震・台風・豪雨──日本は世界でも有数の自然災害大国です。2025年7月には以下のような大規模災害が発生しました。 ロシア・カムチャツカ沖でM8.8の巨大地震 → 北海道沿岸に津波、200万人に避難指示(共同通信) トカラ列島で群発地震1600回以上(最大震度6弱)、島民が本土避難を希望(ウィキペディア) 東京で1時間に100mm超の豪雨、都市型水害が発生(The Watchers) このように、地上の通信インフラに依存するだけでは命綱となる通信を維持できない 現実があり ...

    衛星電話の概要とその重要性を説明する図。衛星を介した通信プロセス、災害時の役割、日本の主要キャリア、料金体系を示し、携帯電話との違いや遠隔地での使用法を強調。
    遠隔地での必需品!衛星電話の仕組みと役割を5つのポイントで解説

    衛星電話の基本的な仕組み 通信方法と技術 衛星電話は、地上の電波塔ではなく、宇宙の人工衛星を利用し通信している。 地上の電波塔に依存しないため、遠隔地や災害時でも通信可能。通常の携帯電話は地上の電波塔の範囲内でのみ機能するが、衛星電話は直進性の電波を使い、広範囲をカバーできるため、山間部や海上での通信、災害時の救助活動などで活躍している。 衛星電話は通常の携帯電話が届かない場所でも利用できる貴重な通信手段です。 衛星電話と地上基地局の役割 衛星電話は地上基地局と連携して機能している。 地上基地局は衛星との ...

    【法人向け】Starlink Mini+衛星電話の二刀流BCP戦略|通信障害でも業務を止めない方法

    はじめに|災害・通信障害に“強い会社”だけが生き残る 大地震、台風、大規模停電──ここ数年、どの企業も一度は経験している「通信不能」。その瞬間、あなたの会社の業務・売上・信頼は一気に止まる。 BCP(事業継続計画)を本気で考えるなら、電源・データ・通信の3要素の中でも、最も復旧が遅れる「通信」をどう守るかが鍵です。 その答えが「Starlink Mini × 衛星電話」の二刀流構成です。地上回線が止まっても、宇宙経由の通信で“業務を止めない”仕組みをつくります。 なぜ「二刀流」がBCPの最適解なのか 結論 ...

    断線・停電・圏外に備える|3重の通信障害を突破する衛星電話とは?

    ■ いま日本は“活発な地震活動期”に入っている可能性があります 2025年12月8日、青森県八戸市で震度6強の地震が発生しました。その後、北海道・三陸沖には「後発地震注意情報」が発表されています。 こうした状況は、特定の地域に限らず、全国的に通信障害リスクが高まっている可能性があることを示しています。 地震発生時には、 停電 光回線の断線 携帯基地局の停止 が連鎖的に発生し、スマートフォンや無線機が使えなくなるケースが少なくありません。 このようなリスクを背景に、自治体・企業・医療機関・建設現場などを中心 ...

    船舶の通信対策はこれで通る|衛星電話「最小構成」で検査・事故対応をクリア

    【結論】遊漁船・業務船は「最小構成」で十分通ります 先に結論からお伝えします。 遊漁船・漁船・業務船における非常通信対策は、衛星電話1台の「最小構成」で問題になるケースはほとんどありません。 高額な設備も、複雑なシステムも不要です。ただし――「何も備えていない状態」は、すでに通らない時代になっています。 事故・トラブルが起きたときに、 圏外でも 電源が不安定でも 確実に「声」で外部と連絡が取れるか いま船舶に求められているのは、この一点です。 【料金の目安】まず知りたいのは、ここだと思います 遊漁船・業務 ...

    • この記事を書いた人

    防災アドバイザー

    防災アドバイザー。衛星携帯電話や防災用品の販売・コンサルティングに携わりながら、企業・自治体の災害対策を支援。現場に根ざした視点で「本当に使える防災情報」を発信しています。

    -お役立ちコラム